仕事の悩み異動転職

仕事を変えたいけれど、なぜだかいつも思い留まってしまいます…変化できないあなたへ

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ダイチさん・30歳・男性のお悩み
部署異動を上司に直訴するも叶いません。
部署異動を希望して上司と面談するのですが、いつも言いくるめられてしまいます。今の仕事よりも興味を持てる仕事をしたいですし、このまま今の部署でキャリアを積み重ねるのも不安です。どうしたらいいでしょうか?

漫画1

 

漫画2

転職や異動を希望しているけれど、誰かに相談する度になぜだか思い留まってしまう。ダイチさんの状況はそういったところでしょうか。

 

体力的に、あるいは精神的にしんどい職場にお勤めの場合、留まることで体調不良や精神疾患を引き起こさないように気をつけたいところです。

「変化」へのイメージ次第では、いくら石橋を叩いても渡れない!?

相談の度に、なぜだかいつも思い留まってしまうという方は、ご自身の「変化」に対するイメージを確認してみてください。

 

「変化」という言葉をイメージすると、可能性に満ちた明るい未来、それとも苦い過去の思い出、どちらが思い浮かぶでしょうか?

 

私自身は、小学生の時に転校を経験し、転校先の学校にうまく馴染めなかった苦い思い出があります。

 

その際に「変化は自分を不幸にするものだ。」というイメージを持ったのですが、そのことに大人になるまで気がつきませんでした。

 

こういった「新しい行動をして損をした」という体験は、無意識のうちに「変化」に対する恐怖心を抱くきっかけとなることもあるそうです。

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人生では、変化しないことがアダになることも!?

恋愛ドラマでは、男性が「全然成長してない!」とフラれるシーンがよく描かれます。

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ダイチさんには、変化しなかったからこそ苦い思いをした体験はありますか?

 

もし心当たりがあれば、見方によっては、変化こそ安定や安心の近道なのかもしれませんね。

変化を恐れる自分との付き合い方を見つけよう!

環境を変えることは一つのチャレンジですから、転職や異動の相談が第三者にとって前向きな話に映ることも少なくはないはずです。

 

転職や異動の引き止めに合うことも、もちろんあるとは思いますが、中にはダイチさんの背中を押そうとしている人もいるのではないかと思います。

 

「転職や異動」または「今の環境に留まる」、いずれの判断を下すにしても、冷静な判断を下せるように、自分の中にある「変化に対するイメージ」へも目を向けてみてください。

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この記事の監修者
公認心理師、心理検査士、高校教諭(数学・理科)。
この記事の編集者
ベネッセコーポレーションで6年間教育事業に従事したのち、ライフキャリアの充実を支援するためにRELABELを創業。
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書籍、雑誌、製品等のイラストを手掛ける。テイストは、水彩、貼り絵、立体、デジタル等幅広い。
認知行動療法とは

RELABELのベースとする考え

2010年から保険対象となった科学的実証のある心理療法。心を追い込んでしまうのは、自分特有の「思考の癖」があるから。小さな行動を起こしながら「思考の癖」を修正し、つらさを減らしていく療法です。

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