仕事の悩みやる気

もっと頑張りたいのに、思うように力がでないんです…他人の評価が気になるあなたに

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社会人三年目の「みさきさん」のお悩み
仕事を頑張らなきゃと思うのにどうしてもやる気が湧きません。
同期に遅れを取らないように、後輩に情けない先輩だと思われないように「もっと仕事を頑張らなきゃ!」と思うのですが…どうしてもやる気が湧きません。仕事の集中力が欠けている気がして、焦る気持ちばかりが募ります…。

漫画1

漫画2

社会人3年目なら、後輩の視線や同期との差も感じ始め、焦る気持ちも湧いてきますよね。

 

そうでなくとも、やる気の有無に関わらず仕事を頑張らないといけない場面は多いものなので、

 

「自分のやる気をうまくコントロールできないものか…」と悩んでいる方も多いですよね。

恐れが、やる気のスイッチを錆びさせた!?

みさきさんは、頑張りたい気持ちの裏にある「恐れ」の存在を確認しておくと良いかもしれません。

 

「恐れ」の存在を確認するためには、「この仕事を本当にやりたいですか?」とご自身に問いかけてみてください。

 

みさきさんは仕事を頑張ろうとされているので、「やりたい仕事のはずなんです…」とお答えになるのではないかと思います。

 

では、続けて「その気持ちの奥に、どんな恐れが隠れていますか?」と問いかけてみてください。

 

答えにくければ、「仕事をやらないと…」の後に続く言葉を考えてみてください。

 

いかがでしょうか?

 

私が3年目のときは、「仕事をやらないと…上司に怒られる。/同僚に情けないと思われる。」などと感じていました。

 

私のように、頑張りたいという気持ちの裏に「やらないと悪い結果になってしまうのではないか。」という恐れが隠れていることがあります。

 

この「恐れ=ネガティブな感情」が、やる気を湧きにくくしていることがあるのです。

仕事の結果の良し悪しを決めるのは誰!?

みさきさんは、結果の良し悪しを決めるのは上司や同僚などの他人だと思い込んではいないでしょうか?

 

「他人が認めてくれるかどうか?」は、やってみないことにはわかりません。

 

ですので、他人に評価基準がある状態で結果への恐れや不安を消すことは難しいのです。

 

他人の評価だけでなく、自分の評価を大事にすることも、社会人としての成長には大切です。

 

例えば、オリンピックで金メダルを期待された選手が、惜しくも5位であったとします。

 

この選手を、みさきさんはどう思いますか?

 

金メダルという期待には応えられずとも、自分の演技に心から満足している選手を賞賛する人も多いのではないかと思います。

やる気が湧かないときこそが、次のステージへ進むチャンス!

思ったようにやる気が湧かないと、この仕事は向いていないのかも?と不安になったり、

 

頑張れない自分を責める方もいますが、やる気が湧かないのは「他人の評価基準に振り回されているだけ」のことも多いです。

 

まずはそのことに目を向けて、自己評価の基準を作っていくタイミングに来たのだ!と思い、仕事に取り組んでみてください。

仕事の悩みやる気
この記事の監修者
公認心理師、心理検査士、高校教諭(数学・理科)。
この記事の編集者
ベネッセコーポレーションで6年間教育事業に従事したのち、ライフキャリアの充実を支援するためにRELABELを創業。
この記事のクリエイター
イラストレーター兼漫画家です。 主に、日経スペシャル カンブリア宮殿(テレビ東京)の作画担当
認知行動療法とは

RELABELのベースとする考え

2010年から保険対象となった科学的実証のある心理療法。心を追い込んでしまうのは、自分特有の「思考の癖」があるから。小さな行動を起こしながら「思考の癖」を修正し、つらさを減らしていく療法です。

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