仕事の悩みうつ気分

仕事の失敗を引きずって休日までうつ気分…気持ちの切り替えが苦手なあたなに

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谷口さん・女性・27歳のお悩み
仕事のミスからなかなか気持ちの切り替えができません。
仕事のミスをしばらく引きずってしまう性格で、気持ちの切り替えが苦手です。仕事で精一杯になってしまうことが多く、美容や部屋の片付けに気を使う余裕も失ってしまいます。そろそろ切り替え上手になりたいです…。

漫画1

 

漫画2

お休みの日の直前の仕事の失敗ほどやっかいなことはないですよね。楽しみにしていた予定もなんだか楽しむ気になれない…、もっと切り替え上手になれたらなぁって思ったことのある方も多いのではないしょうか。

切り替えられないあなたは、実は勝負師!?

世の中には失敗を引きずらずに「失敗は成功の元」とポジティブに捉える人もいます。私の前の職場にも、失敗を気にする素振りも見せず、楽しそうにおしゃべりをしている同僚がいました。その様子を見て、私も切り替え上手になりたいと思ったものです。

 

失敗を引きずる人と、引きずらない人。その違いは一体何なのでしょうか?

 

もしあなたが、気持ちがなかなか切り替わらないタイプなのであれば、あなたには「成功=勝ち/失敗=負け」という、勝負師の魂が眠っているのかもしれません!?

勝ち負けは気にしていません!という人も心の底では気にしている。

今回の谷口さんは、心の底に「成績が良いのが成功!というルール」を持っています。このようなルールは仕事がうまくいっているときは良いですが、一度失敗をすると「自分はダメだなぁ…」と自己否定を起こしてしまいがちです。

 

そして、これはスポーツなどの勝負の世界に身を置いている人に限った話ではないのです。過去にテストや習い事などで良い成績をとった際に「先生が褒めてくれた。友人や親が認めてくれた。」といった成功体験をしてきた人も持つことが多いルールなのです。

失敗で落ち込んだときは、あなたの勝負勘を見直す絶好のチャンス!

もしも、谷口さんの会社が「成功失敗に関わらず、チャレンジした分だけを評価する」というルールであったなら、今回のように失敗を引きずったのでしょうか?

 

もし、落ち込みが少しでも軽くなるようであれば、谷口さんは他人の価値基準に振り回されて生きているのかもしれません。

 

親…友人…会社…あなたを評価するのはいったい誰なのでしょう。

 

谷口さんの「成績が良いのが成功!というルール」は果たしてご本人がそのルールで生きていこうと決めたことなのでしょうか。

 

失敗をして落ち込んだときは、自分の「成功・失敗のルール」を見直すチャンスです。今後はみなさまも失敗を自分らしい生き方に一歩近づくきっかけとして捉えてみてはいかがでしょうか?

仕事の悩みうつ気分
この記事の監修者
公認心理師、心理検査士、高校教諭(数学・理科)。
この記事の編集者
ベネッセコーポレーションで6年間教育事業に従事したのち、ライフキャリアの充実を支援するためにRELABELを創業。
この記事のクリエイター
イラストレーター兼漫画家です。 主に、日経スペシャル カンブリア宮殿(テレビ東京)の作画担当
認知行動療法とは

RELABELのベースとする考え

2010年から保険対象となった科学的実証のある心理療法。心を追い込んでしまうのは、自分特有の「思考の癖」があるから。小さな行動を起こしながら「思考の癖」を修正し、つらさを減らしていく療法です。

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